【MLB】25歳ルールとは?メジャー昇格までの道のりを簡単にまとめ

【MLB】25歳ルールとは?メジャー昇格までの道のりを簡単にまとめ

プロ野球・ロッテからポスティングシステムメジャー挑戦を表明した佐々木朗希投手(23)が、ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結びました!契約金は650万ドル(約10憶1400万円)と報道されており、マイナー契約としてはかなり大型の契約であることが分かります。

佐々木朗希選手ですが23歳のため通称「25歳ルール」と呼ばれているルールにのっとって、ポスティングシステムによりマイナー契約をしたようです

「25歳ルール」って大谷選手の時にも聞いたけど結局何なんだろう

「25歳ルール」の意味って何だろう?メリットがあるのかな

もこ丑自身も「25歳ルール」と聞いても、あまりピンとこなかったため調査してみました。
本記事では、MLBの「25歳ルール」とは何なのか球団からの移籍からメジャー昇格までの道のりについて簡単にまとめてお伝えしていきます!

目次

日本の球団所属選手が海外リーグに挑戦するにはポスティングシステムを使う

ポスティングシステム
海外FA権を持たない選手が、海外リーグへの挑戦を希望した際に所属球団の承認を得て移籍するシステム
移籍交渉が成立した場合、移籍先の球団から移籍元の球団に移籍金が支払われる
日本では1998年からMLBとの間にポスティングシステムが導入されている

日本や他の海外に所属を置く野球選手がアメリカのメジャーリーグ(MLB)に挑戦するためにはポスティングシステムと呼ばれる制度を通して移籍契約が行われます。

今回のように日本の球団所属選手が「メジャーに挑戦したい」と希望した場合に、所属球団との交渉を経て承認が得られればメジャー球団への交渉権を得ることができるようになるということです。

もこ丑

「所属球団の承認が必要」というのが大きいですね
メジャー挑戦する選手は有力でトップクラスの実力者です
選手のキャリアと実力のバランスを考えないといけないため、決断をするのは大変なことであると言えます

「25歳ルール」について

メジャーリーグ 球場の写真

25歳ルール
メジャーリーグ(MLB)と大リーグ選手会との労使協定に示されているルールの一種
健全な球団運営、リーグ運営に寄与しているルールで次の改定は2026年

「25歳ルール」というのはメジャーリーグと大リーグ選手会いわゆる選手たちとの間にある労働に関する協定をまとめたルールの中に記されている一種の規約のことを指します。簡単にどんなルールなのかをまとめました。

「25歳ルール」概要まとめ

項目内容
制度の目的戦力の平準化
若手選手の雇用機会の保護
選手育成の充実
マイナーリーグの活性化
できる契約マイナー契約のみ
契約後の出場リーグマイナーリーグ
年俸制限年間500万ドル程度まで制限
適用対象
(インターナショナルFA選手)
アメリカ・カナダ・その他アメリカ領に
在住していない者
上記のエリア外の16歳以上のアマチュア選手
上記のエリア外のプロリーグに
所属する25歳未満の選手
上記エリア外のプロリーグに所属し、
その期間が6年未満の選手

「25歳ルール」が適用された場合、上記の内容が適用されて契約を球団と結ぶこととなります。

「25歳ルール」は選手のキャリア設計に大きな影響を与える

「25歳ルール」は健全な球団運営及びリーグ運営を行うためのルールとなっており、アメリカ以外の海外の選手にとってはその後のキャリア設計に大きな影響を与えるルールとなっています。

大谷翔平選手の場合は、早い段階でMLBに挑戦することを選択し、実績を積んだことでメジャーリーグへ出場する権利を得ています。一方で中田将太選手やダルビッシュ有選手は25歳になるまで日本のプロ野球(NPB)で活躍し、好条件で契約を結ぶことを目的としてMLBへと契約を結びました。

もこ丑

MLBに挑戦する選手が何を求めているのかによって、選択が大きく変わっているようです。

「25歳ルール」を適用して契約しても、海外移籍後の実力でメジャーの試合に出場可能

「25歳ルール」を適用するとマイナーリーグなんでしょ?
メジャーの試合に出るには1年とかかかるのかな

「25歳ルール」を適用して契約をするとマイナー契約となり、マイナーリーグの所属となります。
ですが、大谷選手のように、メジャーリーグの開幕前の春季キャンプで招待選手として参加し、実力を示すことでメジャー契約を勝ち取ることも可能です。

「25歳ルール」は、資金力が豊富な球団が鍾愛有望な中南米の若手選手を大量に各渡航することをできないようにして、メジャーリーグの球団間の戦力格差を生み出さないようにするという特徴があります。そのため、プロで何年もプレーした日本のプロ野球選手たちにとっては適した制度ではないと言えます。
ですが、入団直後に実力を示せばメジャー契約に切り替えてメジャーリーグの試合に出ることもできます。

もこ丑

この場合、入団から25歳になるまでは「25歳ルール」によって年俸が抑えられることにはなります。
しかし、早くMLBという大舞台にチャレンジしたいというのが選手の思いであれば些細なことだと思われます

まとめ

・日本から海外リーグに挑戦するにはポスティングシステムが利用される
「25歳ルール」は25歳未満の選手に適用され、マイナー契約となる
・選手が何を求めているのかによって、25歳以下で移籍するのかしないのかを選択している
入団後は実力でメジャー契約を勝ち取る必要がある

メジャーリーグ(MLB)における「25歳ルール」について調べて簡単にまとめました。
メジャーリーグ(MLB)に挑戦するのは日本のプロ野球選手にとっては一つの夢であり目標でもあると言えます。

「25歳ルール」で契約したとしてもそうではないとしても、メジャーリーグ(MLB)で活躍するには確かな実力を示す必要があります。今回契約した日本の選手たちがどんな結果を見せてくれるのか、シーズン前から楽しみですね!
どうなろうとも応援して挑戦を見守りたいと思います。

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