【御上先生】動物の例えは何に当たる?これまでに出てきた動物の例えをまとめ

謎の多い展開と耳を引くパワーワードで注目を浴びる日常劇場『御上先生』
展開が怒涛で、早く続きが気になって仕方がありません。そんな話題沸騰中の『御上先生』ですが、多くの動物の名前や例え、描写が多く挟まっています。

もこ丑

動物の名前などに例えることで、登場人物たちにどうなって欲しいのか「御上」なりの暗示的なものがあると私は考えています。


整理する目的も含め、これまでに登場した動物の名前や登場人物たちとの関連性をまとめてみました。

目次

登場人物と動物の例えの結びつき

作中で御上が、動物に例えた人物や動物に例えたものをまとめました。

副担任の是枝先生×スローロリス

是枝文香の写真とスローロリスの写真を並べた画像

御上が赴任したことによって3年2組の副担任に降格させられてしまった是枝文香(これえだふみか)は、第一話で御上から「スローロリス」に似ていると言われることになります。動物に例えられた是枝は嫌悪感をあらわにして御上に対応していました。

スローロリスとは

スローロリス
霊長目ロリス科に分類されている
東南アジア周辺の熱帯雨林を好んで生息している
ロリスはオランダ語で「道化師」という意味
動きはとても遅い

肘の内側から分泌される分泌物を舐めて唾液と混ぜることで刺激臭のある毒を生成する
毒は人間を死に至らしめることもある

野生の個体数は減少傾向で、絶滅の危機に瀕している

なぜ是枝先生がスローロリスなのか?

ここからは私の推測になりますが、以下のことが考えられます。

・可愛らしい見た目が似ている
・悔しい思いをしていながらも行動に移すのが御上にとっては遅く感じる
・情熱を持った教師であり、教員のタイプとしては絶滅危惧種に近いと御上が感じている

是枝先生は御上が来たことによって、3年2組の担任を降ろされて副担任となりました。
また、学年主任の先生にも目の上のたんこぶのような存在であるとされており、とても悔しい思いをしているであろう立場にあります。ですが、教育に関しては熱心で生徒のためを思って情熱を注いでいます。
テスト問題については御上が褒めるような内容だったようです。

御上が何を思って「スローロリス」と例えたのか真意は分かりかねますが、是枝先生にも不公平な社会に対して、立ち上がって戦うことを勧めていることは確かなようです。

3年2組の生徒たち×ハゲワシ

ハゲワシの写真

第2話では、国家公務員試験の殺人事件と隣徳学園の不倫発覚の内容が結びついたことで、3年2組の生徒たちが今後どうしていくのか話し合いをすることになりました。
その中で、関りの深い生徒の神崎はジャーナリストを目指すものとして、他の生徒もそれぞれの信念に従って、真相を追い求めることを決意することになります。そのクラスでの話し合いの後、御上はそんな生徒たちのことを「ハゲワシになるつもりです」と動物に例えていました。

死肉をついばむハゲワシ=真実を追求してそのままにしない

ハゲワシの例は「ハゲワシと少女」という、ジャーナリズム精神を問う1枚の写真の例から来ています。
ハゲワシは死肉をついばむことで、死骸から感染症が蔓延することを予防すると同時にその痕跡を完全に消してしまう存在とされています。

そんなハゲワシに生徒たちを例えたのは、今回の問題をそのままにして放置せずに向き合う意思を持っていることを暗示しているという意味の表れであると感じました。

都合が悪いことがあると隠してしまいがちになるのが人間で、放置することで大きな問題にも発展してしまいます。
ハゲワシの例で例えるなら、死骸を放置すること(問題を放置すること)で感染症が広まる(問題が大きくなる)といったところでしょうか。

今回の生徒達の決断は隠してしまいがちなことをきちんと考えて追及することを選んだため、御上は生徒たちのことを「ハゲワシ」と例えたのだろうと思われます。

作中で登場した他の動物

例えではありませんが、作中に登場している動物(仮想のものを含む)もまとめました。

ちょうちょの画像

第1話から、御上が廊下の蝶を抱え上げて空に返したり、ドラマとドラマの間をつなぐカットに蝶が羽ばたくシーンが挿入されたりと、この『御上先生』のドラマの中でも特徴的に描かれているのが「蝶」となっています。

用語としても「蝶」は登場しており「バタフライ・エフェクト」で登場する等、生物としてだけでなく用語としても重要な内容で出てくることから、『御上先生』のドラマの本質を突くような重要な存在であることが推測されます。

蝶の羽ばたきのような些細な動きが予測不能な嵐を引き起こすという意味を「バタフライエフェクト」は持っており、ドラマでいうと学園の小さな問題が社会を巻き込んだ問題に繋がっていたという構造を意味していると思われます。
まだまだ、明かされていない謎やつながりが多く、これから明らかになる事象もあるとは思いますが「蝶」は物語の本質を示すものであることは間違いがなさそうです。

ステゴザウルス

第1話では、御上の引っ越しの荷物から本棚に飾られていたのが「ステゴザウルス」のフィギュアになります。
生きている動物ではありませんが、ここでは動物としてまとめておきたいと思います。

この「ステゴザウルス」ですが、御上の学生時代の時のカットにも登場しており、御上にとって何か大切な意味のあるものであると察する事が出来ます。
今後どのような意味を持ってくるのか楽しみな一つとなっています。

ステゴザウルス
後期ジュラ紀の草食性の四足歩行の恐竜の一種
「屋根のあるトカゲ」の意味を持っている
その特徴的な背中の凧型の皮骨板が連なる形から、最も簡単に識別できる恐竜の種族の一種と呼ばれる

まとめ

・『御上先生』のドラマには動物の例えが多様される
・動物の例えは何らかの意味があり、意図があって使用されている
・触れられていない動物についても、もしかしたら意味があるのかもしれない

『御上先生』は学園ドラマでありながらも社会に蔓延る問題に対して疑問を投げかける社会派ドラマとなっています。
謎も多くて考えることも多く、一度では理解に苦しむ部分もありますが、エンターテイメント性は十分にあり、面白いと話題になるもの納得な内容となっています。

まだ見たことがない人もまだまだ間に合うため、まだ見たことがなければ視聴をオススメしたいと思います!

もこ丑

動物に関しては、追加があれば追記する予定ですので、またご覧いただけたら幸いです。

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