【最新】「ドミノ・ピザ」が大量閉店するのはなぜ?その理由を簡単にまとめ!

【最新】「ドミノ・ピザ」が大量閉店するのはなぜ?その理由を簡単にまとめ!

2025年2月7日に「ドミノ・ピザ」が日本で展開している172店閉店をすることを発表しました。
昨年の夏に引き続きの大量閉店となります。

もこ丑

205店舗中の172店舗が日本のようです

まだどの店舗が閉店するのか情報は出ていません日本には「ドミノ・ピザ」が1000店舗ありますが、自身の住んでいる地域が対象となるかもしれません。

本記事では、そんな「ドミノ・ピザ」がなぜ閉店するのかや、閉店に至った理由を簡単にまとめました!

目次

「ドミノ・ピザ」閉店理由はコスト削減のため

ドミノ・ピザ
宅配ピザ事業を国際展開する宅配ピザチェーン
発祥は米国だが、オーストラリアがフランチャイズ契約を結んだことで国際展愛するに至った
CEO:マーク・バンダイク最高経営責任者となっている

「ドミノ・ピザ」はオーストラリアに本社をかまえる宅配ピザチェーンの大手となっています。
「ドミノ・ピザ・エンタープライゼス」の下部組織が「ドミノ・ピザジャパン」となっており日本の運営は「ドミノ・ピザジャパン」が取り仕切っています。

では、どうして「ドミノ・ピザ」は大量閉店をするのか、その理由を以下にまとめました。

コロナ禍での店舗急増の反動

ドミノ・ピザの店舗数推移(出典:1000店舗達成時の報道陣向け配布資料より)

コロナ禍に入った2020年以降に「ドミノ・ピザ」の店舗数が莫大に増えました。
2021年に店舗を拡大したことによって、全国47都道府県を制覇しました。そして、2023年には1000店舗を突破することとなりました。

ですが、採算が取れないような地域に積極的に出店したことでその綻びが生まれ始めました。
それが「ドミノ倒し」と呼ばれる大量閉店です。考えられる原因は以下にあります。

需要減少やコスト上昇、従業員教育の不十分さ

大量閉店を招いたのは、以下の原因が「ドミノ・ピザ」にあったからだと想定されています。

需要の減少

・フードデリバリー業界の発展によって、宅配ピザを提供する店の増加
・宅配ピザはまだ国民食とは言い難い
・ピザ需要対象の20~30代の減少

コロナ禍で外出制限となったことによって、フードデリバリー業界は大きな発展を迎えました。宅配ピザもその例にもれませんでしたが、ピザ以外にも多くの食べ物がフードデリバリー業界に溢れることになり、宅配ピザにとって敵が増えたと言えます。

また、ピザは餃子などと比べると、まだまだ国民食と言えるほど発展していないのも需要減少の原因の一因となって言えると言えます。
加えて、ピザの主な消費者は20~30代や女性が主となっています。日本でこれからピザが発展してくためには人口が多い「50代に消費してもらえるピザ」を目指す必要があるとされています。

もこ丑

日本での食のブームは一瞬ですよね
宅配ピザもそのブームに乗ってしまったとも言えますね

生産コストの上昇

・材料費の高騰
・多数店舗出店による維持費の増加

生産コストは主にピザの作成にかかる材料費と店舗を経営する維持費が含まれます。
材料費は言わずもがな、私たちの生活も圧迫されるほど物価は上がっており、ピザに使われる材料もその例に漏れていません。

そして「ドミノ・ピザ」においては採算が取れない場所にも出店したことにって、コロナ禍によるフードデリバリーのブームが過ぎて、店舗の維持費が保てるほどの売り上げが見込めなくなってしまいました。

一つの店舗が赤字になればなるほど、黒字の店舗の売り上げだけでは経営が上手く回らなくなることは想像に難くありません。

もこ丑

一つの店舗だけでも赤字になればダメージは大きいことが想像されます
れが多店舗ともなると大量閉店となるのは仕方ないと言えるでしょう

従業員の不足、アプリの使いにくさ

・店舗によってピザの質が異なり、同じ品質を担保する従業員教育ができていない
・「ドミノ・ピザ」の独自アプリの使いにくさが仇となった

「ドミノ・ピザ」はチェーン店でありながら、店舗によってはピザの具が少なかったり、偏っていたりとその質にバラツキがあることが、フードデリバリー業界が発展したことによって顕著にみられるようになりました。

ピザを作成するマニュアルはあるものの、多くの注文を数人の店員で回して作成しなければならないといった人員不足の問題も合わさり、質の低下を招いたとされています。
どの業界においても人員不足が嘆かれており、その影響が出たと考えられます。
人員が少ないにも関わらず、需要が増えれば作業量が増えて、出来ていたことが出来なくなることによって、質の低下を招きかねない事態が起こるのは想像できるでしょう。

また、「ドミノ・ピザ」は独自アプリで注文が可能な販売形態をとっており、便利と思われる一方で、意外な使いにくさが目立ってしまい、消費者の関心が離れてしまったことも原因の一端を担っています。
アプリを立ち上げ注文するまでに関係のないクーポン画面が表示されたり、販促を促す表示が頻繁に行われたりしていました。何度も広告が出れば辟易してしまうことは明らかですよね。

もこ丑

製品の質は大事ですし、アプリも見やすく使いやすいのが一番いいですもんね

「ドミノ・ピザ」は大量閉店によって何を目指すのか

ピザの画像

大量閉店をすることによって「ドミノ・ピザ」は以下のことを目指しているとしています。

年間で約15億円のコスト削減を見込んで大量閉店を行う
長期的な成長のため、事業の再構築を断行する

つまり、コスト削減を通して収益改善につながる地域に重点投資するといった経営戦略の変更になります。

経営戦略として何をどのように変革していくのかまだ詳細は明らかになっていませんが、質をよくして売り上げをあげるためにもかなりのテコ入れが行われることが想定されています。

まとめ

・大量閉店はコロナ禍による反動
・需要減少やコスト上昇、従業員教育の不十分さ等の理由がある
・閉店となる店舗一覧はまだ公開されていない

「ドミノ・ピザ」は日本で宅配ピザを広めた店として有名です。日本での店舗数も多く、ピザだけでなくサイドメニューも豊富で美味しいものがそろっています。
大量閉店となるのは残念ですが、オーストラリア国内の店舗数を日本は抜き去っており、今回の店舗削減でオーストラリアの店舗数と並ぶか多いぐらいです。

自身の住んでいる地域の店舗が閉店しないことを祈りつつ、これからも宅配ピザ・サイドメニューを楽しみたいですね!

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