急に背中がずきりと痛くなる、そんなことはありませんか?もしかしたらそれは「ぎっくり背中」かも!?
突然発症し、原因は様々あるようです。

ぎっくり腰と似ていますが、症状は少し異なるようです
「ぎっくり背中」の治し方に即効性のあるものはありませんが、日頃のケアによって改善・対策をすることができるのだとか。本記事では、ぎっくり背中の概要と対策を簡単にまとめてみました!!
ぎっくり背中って何


ぎっくり背中は筋肉の炎症の一種となっています。
固まった背中の筋肉が急に伸ばされることによってぎっくり背中が発症します。
あくびをして伸びをした時やくしゃみをしたりといった日常動作の中でも発症することがあり、その発症は突然となっているのが特徴です。
20代~50代での発症が多く、男女共に多くなっています。
特にスマホを同じ体勢で長時間利用することによって背中の筋肉が固まり「ぎっくり背中」を発症することが増えており、若い世代にもじわじわとその数を増やしているようです。



日常生活の中でも発症の原因があるんですね
また、寒暖差によって筋肉が固まることによっても発症するようです
ぎっくり背中とぎっくり腰の違い
内容 | ぎっくり腰 | ぎっくり背中 |
---|---|---|
部位 | みぞおちの裏側から下 | 首の付け根から肋骨あたり肩甲骨周辺や背骨あたり |
症状 | ずきりとした刺さるような痛みが続く | ズキズキと続くような痛み |
発症の原因 | 重いものを持ったときや 腰を曲げたときに発症 | 筋肉・筋膜が傷ついて炎症となることで発症 |
「ぎっくり腰」や「ぎっくり背中」の名称は似ていますが、部位や症状には違いがあります。
共通していることは、どちらも「突然発症すること」となっています。
ぎっくり背中が発症する原因
ぎっくり背中の原因は以下の通りです。
・急な動作や反射的な動作をした時
・筋肉の質の低下、運動不足や偏った食事
・疲労の蓄積、睡眠不足やストレス
急な動作や反射的な動作をした時
ぎっくり背中は「急な動作をした時」や「反射的な動作をした時」に起こります。
特に、30分以上悪い姿勢を続けることで「ぎっくり背中」の発症する危険性が上がるようです。



スマホやパソコンの長時間利用には気を付けたいですね
同じ姿勢をせず、正すことが重要となります
筋肉の質の低下、運動不足や偏った食事
ぎっくり背中は筋肉の炎症が起こることによって発症します。
そのため、運動不足や偏った食事による筋肉質の低下がぎっくり背中の発症に影響があります。
背中の筋力が低下することで、寝返りをうったり、軽く伸びをしたりしたときに突然発症することもあるため注意が必要です。



背中の筋力は普通に生活するだけでは筋肉が付きにくいとされています
腕を回したり伸びをすることで筋肉をほぐすことが大切ですね
疲労の蓄積、睡眠不足やストレス
ぎっくり背中は筋肉が固まって伸びたからといって、必ずしも発症するものではありません。
日頃の疲労の蓄積度合いによって、発症しない場合もあるようです。
背中の筋肉疲労が溜まることによって、日頃動いていた筋肉が十分に動かなくなってしまうことで「ぎっくり背中」が発症するようです。背中の筋肉疲労は、猫背や睡眠不足、ストレスによって筋肉がこわばることによってどんどんと蓄積されていくとされています。



背中の筋肉疲労を溜めないことが重要なようですね
ぎっくり背中への対策


ぎっくり背中に対しては即効性のある治し方があるわけではありません。そのため大事なのは予防と対策そして改善です。予防・対策・改善としては以下の対策を取ると良いとされています。
・ゆっくりとした動作を心がけて急に動かない
・腕を回したり肩甲骨を動かしたり等、ストレッチを挟んで筋肉をほぐす
・背中を温めて血流を良くする
他にも、背中の筋肉疲労をほぐすためにボールやストレッチーポールといった道具を使用して、背中の筋肉をほぐすことも効果的であるとされています。背中を温める方法としてはカイロを使用する方法もありますが、その場合は直接肌にあててしまうと低音やけどの恐れもあるため、使用には気を付ける必要があります。
どうしても痛みが長く続く場合や、違和感が拭えない場合は医者に見せることが重要です。
自分の体を守るためにも、心配な場合は一度医者の診察を受けることが大切ですよ!



ぎっくり背中は突然にやってきます
突然の痛みに襲われた場合は、ゆっくりと動いて痛みが引くのを待ちましょう!!
まとめ
・ぎっくり背中は筋肉の炎症が原因
・長時間で同じ姿勢でいることや環境によってぎっくり背中を発症する
・ぎっくり背中にならないために、定期的にストレッチなどのセルフケアをするのが重要
本記事では「ぎっくり背中」とは何かについてまとめました。
同じ姿勢でいることや外的要因も掛け合わさって「ぎっくり背中」は起こります。
「ぎっくり背中」は即効性のある対策が特にないかつ、一度発症すると何度も繰り返したり症状が長引いてしまったりする可能性もあります。自分の身体を労わって健康に過ごすためにも「ぎっくり背中」にならないように気を付けていきたいですね!