2024年 女子フィギュアスケート・全日本選手権大会において、ショートプログラム(SP)「75・58点」、フリー(FP)「143・42点」、総合成績「219・00点」で、16歳の島田麻央選手(木下グループ)がシニア選手に交じり2位という結果を残しました!
余裕のあるジャンプと力強い滑りで、技術点は首位の坂本香織選手を超えており、16歳とは思えない圧巻の演技を見せてくれました!フリーではジャンプでのミスが目立ったものの、シーズンベストとなる堂々の演技を見せてくれました。
ジュニアでは敵なしの絶対女王!!
4回転ジャンプも飛べるらしい
日本女子フィギュアスケートの超新星である島田麻央選手がどんな選手なのか、プロフィールと家族構成、高校、現在までの成績、注目のシニア入りの時期もまとめました!
島田麻央選手のプロフィール
プロフィール
母親が浅田真央選手の大ファンであったことから同じ読みの「麻央」と命名されたようです。
スケー獲ることたのは5歳で、母からの影響が大きいようです。
出身地は東京都ですが、スケートに専念するため2020年に木下アカデミーがある練習拠点を京都に移しています。
高校は中京大学付属中京高等学校の通信制に通っており、同期にはフィギュアスケート男子のイギリス人ハーフである中田璃士(なかたりお)選手がいるようです。
趣味は料理とおいしいお店探しで、「食」にこだわりがあるようです。
フィギュアスケート選手ということもあり、食事制限をする必要があるようで、YouTubeの大食い動画を見ることで「自分も食べた気になって自制する」という独自のテクニックを駆使して食事制限を乗り切っているんだとか。
スケートを始めたのは5歳、4人家族で妹がいる
よんチャンTVに4Tを成功させた島田麻央チャン✨
— 晴夜 (@azayakanablue) May 28, 2021
「憧れは浅田真央さん。お母さんが真央ちゃんが好きで『麻央』って付けてくれた。貰ったサインは宝物。目標はオリンピックで金メダルを獲ること」 pic.twitter.com/NLYgoGYcuV
2024年現在の家族構成は以下の通りです。
3歳下に妹がおり、妹の葵さんは調べた限りではフィギュアスケートをしておらず、「いつも私の味方で、癒しを与えてくれる存在」だと、島田麻央選手自身が述べていました。
家族の関係は良好なようで、2020年の京都に拠点を移した際は母と妹とともに引っ越し、その後、父親が引っ越して今は京都で4人で生活をしています。
生活の環境をフィギュアスケートと近づけることからも、家族ぐるみでフィギュアスケートをする島田麻央選手を支えているようですね。
ジュニアでは負けなし!島田麻央選手の主な成績
ジュニアの主な成績
年 | 大会名 | 成績 |
---|---|---|
2019 | 全日本フィギュアスケートノービス選手権大会ノービスB | 優勝 |
2020 | 全日本フィギュアスケートノービス選手権大会ノービスA | 優勝 |
全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会 | 3位 | |
2021 | 全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会 | 優勝 |
2022 | 全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会 | 優勝 |
ISUジュニアグランプリファイナル | 優勝 | |
2023 | ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会 | 優勝 |
全日本フィギュアスケートジュニア選手県大会 | 優勝 | |
ISUジュニアグランプリファイナル | 優勝 | |
2024 | ユースオリンピック冬季競技大会(江原道) | 優勝 |
ISU世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会 | 優勝 | |
全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会 | 優勝 |
驚くべきことに、ジュニアの大会ではほぼ負けなしの優勝が続いています。
全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会は前人未踏の4連覇を果たし、その勢いは留まることを知りません。
シニアの主な成績
年 | 大会名 | 成績 |
---|---|---|
2022 | 全日本フィギュアスケート選手権大会 | 3位 |
2023 | 全日本フィギュアスケート選手権大会 | 3位 |
2024 | 全日本フィギュアスケート選手権大会 | 2位 |
「シニアの試合になれば私は挑戦者です。」と島田麻央選手も述べており、シニアで戦うにはチャレンジが欠かせないと考えているようです。ジュニアの大会ではプログラムに入れることのできないトリプルアクセルを組み込み、チャレンジする意欲は溢れ出るほどといえるでしょう。
底知れぬポテンシャルと大舞台で戦える精神力が武器
驚異的な成績を残している島田麻央選手の武器は、底知れないポテンシャルの高さと大舞台で戦える精神力でしょう。
2021年には国際スケート連盟非公認ではありますが、日本女子初となる4回転トウループという4回転のジャンプを成功させており、2022年の全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会では、見事に4回転ジャンプの成功を決めています。若干14歳、15歳での4回転ジャンプ成功は、すごいとしか言いようがありません。
また、ジュニアの大会で連覇を決めた時には感じたことのない緊張感の中、驚くべき程の成果を上げています。
2連覇を決めた、ジュニアGPファイナル2023女子フリーでは、SP時に2位だった点数を逆転して優勝をしています。その際の動画が以下になります。途中ジャンプにミスはあったものの、大舞台で大きなジャンプを決める精神力は並ではありません。
「シニアでは挑戦者」という意気込みのもとから生まれる、あくなきチャレンジ精神と底知れぬポテンシャルが島田麻央選手の強さを引き出しているのだと考えられますね!!
最速でもオリンピック出場は2030年
オリンピックに出場するためには、シニア入りする必要があります。
島田麻央選手がシニアの大会に出場できるのは2026年の7月以降のシーズン(26年ー27年)からシニア入りをすることになります。
2026年のミラノオリンピックには約4か月差で出場できず
ミラノオリンピックは2026年2月に開催が決定されており、島田麻央選手は17歳です。
え!17歳なら出場できるじゃん!!
ですが、フィギュアスケートは前年の7月1日までの年齢で区分を分けるというルールから、
ミラノオリンピックは25年ー26年のシーズンに当たるため、島田麻央選手は出場することはできません。
図解すると以下のようになります。
計算すると約4か月の差で、ミラノオリンピックに出場ができません。
なんとも歯がゆいですよね。本人が一番悔しいはずです。尊敬する選手である浅田真央選手も年齢制限によって2006年のトリノオリンピックに出場できなかったため、偶然にも同じ状態になっていますね。
2030年のフランス・アルプス地域のオリンピックを目指す
2026年のミラノオリンピックには年齢制限で出場ができないことから、目指すオリンピックは2030年のフランス・アルプス地域で開催される冬季オリンピックとなりそうです。
その時、島田麻央選手は21歳。島田麻央選手自身も自身のInstagramで「2030年にピークが来るようにしてオリンピックに出たい」と思いを述べていました。
オリンピックだけでなく、他の国際大会でも期待
年齢制限という歯がゆい制約のため、オリンピックは2030年までお預けになりそうです。
年齢制限の引き上げは選手寿命を延ばすことが目的のため、現在の女子選手のピークが20歳前後とされてますが、今回の改定によってピークは20歳後半に延びる可能性もあります。
本人の目標はオリンピックでの金メダルですが、四大陸選手権やグランプリファイナルといった他の国際大会でも活躍されることが期待されます。どんな成績を残してくれるのか本当に楽しみで仕方がありません!
フィギュアスケート女子の三冠王が見れる未来はそう遠くないかもしれませんね!!
まとめ:島田麻央選手は活躍が見逃せない!!
今回のフィギュアスケート・全日本選手権で、シニアの中に交じり驚異的な演技を見せた島田麻央選手。
島田麻央選手はその高いスケーティングの技術と余裕のあるジャンプが持ち味の期待の新星です。
16歳という若さながらも世界の大舞台でも戦える精神力と力のあるスケーティングはとても魅力的です。
・島田麻央選手はジュニア大会の絶対女王
・ポテンシャルと精神力は世界トップクラス
・シニア入りは2026年の26年ー27年シーズンから!
・21歳で初オリンピック
オリンピックやシニアの大きな大会には年齢制限でまだ出場することができませんが、今後の活躍が本当に見逃せませんね!!
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