『御上先生』の第3話では、御上の過去に何があったのか、御上の目的は何なのかその一部が明らかとなりました。第3話の予告編は「追及」「メッセージ」「自立」「秘密」の四つに分かれており、その内容の通り第3話も内容が盛りだくさんとなっていました。

生徒たちも動き始め、物語が本格的に動き出し始めた感じがしますね
本記事では、第3話で動きがあった人物の相関図と気になる用語、今後の考察ポイントを簡単にまとめました!
※この先ドラマのネタバレを含みます
第3話の人物関係と用語まとめ
第3話では生徒の動きが中心で構成され、驚きが続きました。不安で揺れるまだ子どもである生徒たちがどんな判断をこれから下していくのか見ものとなりました。また、大人サイドとしても動きがありました。
動きがあった人間関係の相関図と気になる用語をまとめました。
相関図|生徒は御上の信頼派、否定派に分かれ始める


第3話は生徒たちにフォーカスが当たり、「考える」内容が多くあるように感じました。
また、大人サイドとしては何かを企む動きや連携する流れが多くありました。



考えるキーが増えて、てんてこ舞いですよね
これから物語は中盤に入っていくことになります。どうなるのか本当に楽しみです
御上の過去にあった出来事
22年前、御上が通っていた中学校(啓陵学園)で学校の放送室で声明文を全校放送したのち自死を選択した少年がおり、社会的に後追いが出るほどの衝撃的な事件となった。
その少年は、御上の実の兄である「御上宏太」であり、自死を選んだ兄の姿を当時中学生であった御上はその様子をすべて目の当たりにすることになった。
かなり衝撃的な告白に一瞬にして引き込まれることになりました。
過去の出来事としてはこれ以外に明かされることはなく、神崎の「何のために隣徳学園に来たのか、復讐のためなのか」という質問に御上は「まだ答えられない」と告げてそれ以上は何も口にしませんでした。



視聴者にとっても衝撃的でしたよね
「まだ答えられない」とのことなので、今後の展開に大きくかかわってくることは間違いがなさそうですね
用語|学習指導要領
教員を目指している場合であれば必ず耳にして目を通すものの一つになります。
内容は多岐にわたりますが、各教科で何を学ぶのかといった教育方針の基準となるものが記載されています。
婉曲的に書かれている表現が多く、内容を正しく読解するのは用語や学習指導要領が定められる際の教育的な背景を知っていないと簡単には読み解けない文章となっています。



教員免許取得の際に勉強をしましたが、かなり分かりにくく読解に時間がかかりました。各教科や学年ごとに分かれているため、内容を把握して実践するのはかなり大変なこととなっています
用語|教科書の使用義務
教科書一つとっても法で定められており、日本の教育現場は規制に規制がかかった状態で教育が行われています。
日本の教育は、全国のどの地域で教育を受けても一定の水準の教育を受けられるようにする必要があるため、このような法律が定められています。
一部例外もありますが、ほとんどが法令に従って指定の教科書を利用する義務があるとされています。
今回の第3話でもあったように、私立の学校などでは守られていないこともあるようです。



法令に従わない場合、注意勧告を文部科学省や教育委員会から受けることになります。勧告でも従わない場合は、処罰の対処なることもあります
第3話の考察ポイントとは
第3話は生徒が絡む展開が多く、御上の存在が3年2組を突き動かしていきます。
また、謎であった御上の過去が明らかになったことで、考えるべきこともあると考えました。
いくつか考察ポイントを簡単にまとめました!
御上の目的とは何なのか
物語の後半、次元の家に神崎と富永が訪れている際に、
御上は誰かに電話をしており「例の件明日にしようかと思っています」と連絡を取っていました。
そして、その夜に御上は神崎に過去のことを問い詰められることとなります。
神崎から「復讐のため」かと尋ねられた御上は「まだ答えられないと」返答をすることになります。
翌日には、登校時に記者に質問をされる御上が映され、舞台は職員室へと変わります。
教員たちの態度に御上が物申し、学年主任の溝端と一触即発の事態になりかけますが、古代理事長の登場によりそれは避けられます。そんな中、隣徳学院に怪文書が送信されました。
考察ポイントとなりそうなのは以下の通りです。
・御上が電話でやり取りをしている人物はいったい誰なのか
・御上は隣徳学院で何をする気なのか
・単純な「復讐」ではないとしたら、何が目的で着地点はどこなのか
御上の過去の一部が明かされたことによって、御上の目的の一端が判明するかと思われましたが、そうはなりませんでした。逆に過去の出来事が御上に影響を与えたのか等、「なぜ」が増えたように感じました。
また、御上が何を目的にしているのか簡単には視聴者に分からず、面白いところではあるのですが難解過ぎて理解できないためドラマを離脱する人も増えそうです。そういった意味でもいろいろと明らかになる日が来ればもっと面白くなると考えれます。



『御上先生』は物事の関係性や言葉の意味などを「考える」ことが多いですよね。視聴カロリーが高いですが、頑張って食らいつきたいと思います!
槙野は誰の墓参りをしたのか
第3話の最終シーンでは、黄色の花束を持った槙野が誰かの墓参りに訪れるシーンとなりました。
シルエットが逆光に生えて目を奪われるシーンではありましたが墓石の名前は観ることができませんでした。
ここでの考察ポイントは以下の通りです。
・槙野が墓参りをしたのは誰の墓なのか
・槙野と御上の自死してしまった兄「御上宏太」との関りはあるのか
話の流れだけでいえば、御上の兄がなくなっていることが明かされた後の墓参りシーンだったこともあり槙野が御上の兄である「御上宏太」の墓参りをしているように映りました。ですが、肝心な墓石に掘られた名前までは隠れていて見えず、誰の墓参りに来たのか詳細は謎となっています。
もし御上の兄の墓参りを槙野がしていたのであれば、それはなぜなのか、何の関係があるのか考える余地があると言えます。



御上の兄についてはまだ亡くなったことだけしか明かされていません。
今後もっと過去が明らかになれば分かってくるのでしょうか?
隣徳学院に送信された怪文書は誰が送ったのか
第3話の終盤で、教員が職員室に集まっている最中に御上と学年主任の溝端が口論となりかけた中、理事長である古代がそれを仲裁します。
そんな中、職員室のコピー機(FAX)が動き出し、一枚の文書が届く。
その文書は、隣徳学院の誰かの不正を見ているといった謎めいた怪文書であった。
古代理事長は素知らぬふりをしてその場を立ち去り、御上はその去った後をじっと見つめていました。
ここでの考察ポイントと怪文書の全文は以下の通りです。
・怪文書を送信したのはいったい誰なのか
・怪文書を送った人物の目的はいったい何なのか
・怪文書の内容は何を示しているのか
<怪文書の全文>
隣徳はくにのまほろば
このくにに平川門より入りし者たち数多あり
お前の不正を私は観ている
倭建命
謎めいた文章となっており、人の興味を引く内容になっています。
考察のポイントとしては、「誰が」「何のために」が一番大きいと言え、次点でその「内容」と言えるでしょう。
隣徳学院は外観の限りだと丘の上にあり、まほろばの意味が「丘、山に囲まれたみのり豊かな住みよいところ」となっているため、「くに」がどこで何を意味しているのかによって考える内容も変わっていきそうですよね。



うっすら最後に笑ったように見えた御上先生の表情から見ると文書を送ったのは御上自身なのかも……なんて事かもしれませんね
まとめ
・生徒メインで物語が進み、大人サイドは次回への下準備が整ったといった感じとなった
・生徒たちがどんな判断を下すのか、御上の目的は何なのかと注目ポイントが多い
・新しく提示さえた謎も多く、これまでの事柄とどう繋がっているのか考察の余地しかない
話が進むたびに、話が繋がっては謎が生まれる展開となってきています。
第3話ということもあり、そろそろ伏線といったものは終えたような感覚がしています。(まだあるかもしれませんが……)
「考える」ことが重要となる『御上先生』。視聴者の私たちもどうなるのか「考えて」次の話を待つのも面白いですよね!今後どんな展開が待っているのか、本当に楽しみです!
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