※本記事は「御上先生」のネタバレを大いに含みます
日曜劇場「御上先生」は学園ドラマでありながら社会問題に鋭い切込みを入れる今までにない学園ドラマとして、人気を博しています。また、様々な問題が複雑に絡み合っており、最終回が迫ってもなお明かされていない謎も多く、様々な考察も飛び交っています。

謎が解決したら新しい謎が……
楽しいですが、複雑ですよね
本記事では、それぞれの登場人物が何を思って行動しているのか、隣徳学院の内外に分けて、第8話までで分かっていることやその思惑を考えて簡単にまとめてみました!!
隣徳学院で渦巻く思惑


隣徳学院でのポイントは「不正問題」となっています。
そこで、隣徳学院の秘める「不正問題」を暴こうとするサイドと「不正問題」を隠しているサイド、それぞれに分けてまとめてみました。
不正を暴こうとするサイド


隣徳学院の不正問題を暴こうとしているのは「御上孝」「是枝文香」「一色真由美」の3名が第8話の時点で該当しています。御上と深いかかわりがある人物たちとなっています。それぞれの考えを簡単にまとめてみました。
御上孝
・隣徳学院の不正問題に文部科学省が絡んでいると睨んで真相を追求している
・兄のような人間を生まないためにも日本の教育を改革したい
・教師として3年2組の生徒を守りたい
御上が隣徳学院に来たのは文部科学省の天下り問題の責任を押し付けられたことが要因となっています。日本の教育の在り方を良しと思っておらず、個人で出来ることには限りがあることも知っています。御上が隣徳学院にやってきた目的はこれだと明らかになったわけではありません。ですが、日本の教育を何とかしたい思惑はありそうです。



隣徳学院の不正問題にも切り込みを入れています
どうやって問題を解決してくのか楽しみです
是枝文香
・隣徳学院の不正問題は許せない
・3年2組の生徒を守りたい
是枝先生は情熱を持った教員の1人として描かれています。御上が来たことによって3年2組の担任を外されてしまったことは悔しい思いがあるようです。また、生徒のことを強く思う気持ちも持ち合わせています。生徒を守りたい一心で是枝は動いてると言えます。そのため、人一倍に隣徳学院の不正問題については許せない気持ちがあるようです。



本当の生徒目線になって生徒のことを考えてくれる熱血な先生ですよね!
真っ直ぐな情熱に動かされる人間はいないと感じます
一色真由美
・隣徳学院の不正問題を暴きたい
・苦しむ生徒たちを救いたい
最初はよくある養護教諭としか思ってなかった一色でしたが、御上の兄と恋人関係であったことや御上孝との関りがあったことによって、問題の提起者のような役割を果たす役どころとなりました。
養護教諭ということもあり生徒の弱い部分に触れることも多かったことから、隣徳学院の不正問題について知る機会も多かったのだと想定されます。また、一色は御上とのつながりもあったことから、隣徳学院に文部科学省から官僚派遣となった際にすぐに御上に会って協力を持ち掛けるなど行動力もあります。その根底にあるのは「生徒を救いたい」、「不正を暴きたい」の2点であると言えます。



一色の役どころは終盤になってきて重要さを見せ始めました!生徒を救いたい思いが強くなっています
不正を隠しているサイド


隣徳学院の不正問題を知っていて、その内容を隠しているのは「古代真秀」「溝端完」の2名が該当します。
ですが、この2人は一枚岩ではないようです。考え方に違いがあるようなので簡単にまとめました。
古代真秀
・隣徳学院を日本一の学校にしたい
・隣徳学院のブランドが一番大切だと思っている
古代は理事長として、隣徳学院の名前を上げて最高の教育機関として名前を馳せることを最重要に考えている節があるように思われます。そのためには教師でさえいいように利用して、生徒の活躍でさえも学校の名前を上げる道具のように使っていました。
隣徳学院のブランドに傷がつくのは良しとしておらず、そこにはかなりのこだわりを感じます。隣徳学院の不正問題いわゆる裏口入学についてはまだまだしっぽがつかめていない状態です。



御上はそんな古代に隣徳学院をより良くしないかと声をかけていました
古代が何を選択するのか、楽しみです
溝端完
・古代にいいように使われているのに嫌気があるが逆らえない
・不正問題の内情を良く知っている
溝端は3年の学年主任を務めているまとめ屋といった立場になっています。古代にいいように使われて、隣徳学院の不正問題に関与させられている形となっています。古代には名前を間違えられたり、言いたいことが言えなかったり等、反抗が出来ないようです。
是枝が新人だった時の教育係だった際にはかなり熱血な教師だったようですが、そんな教育者として熱血な溝端が戻ってくるのか、反抗せずに古代に使われたままなのか今後の動きが楽しみです。



溝端はもう戻れなないところまで不正に関与していそうです
溝端の選択によっては隣徳の進退も決まりそうです
大人たちの間にある思惑


隣徳学院の外にも目が離せません。多くの人物が様々な問題に関わっています。
それぞれの思惑がどのように終盤に関わってくるのか分かりません。一度整理してみました。
文部科学省


文部科学省の登場人物は、隣徳学院の不正問題に大きく関わりがあると考えられます。ただ隣徳学院の不正問題だけでなく様々な問題が渦巻いています。そんな、文科省の官僚の面々が何を考えているのか簡単にまとめてみました。
塚田幸村
・事務次官への昇進を狙っている
・昇進のためなら部下を使い捨てることも厭わない
塚田は御上や槙野の上司で局長という立場にあります。官僚として昇進することや自身のポストに残ることを重要視しており、そのためには部下も使い捨てるような非情さを持ち合わせている人物であることが伺えます。
古代との繋がりもあり隣徳学院の不正問題だけでなく、文部科学省の天下り問題にも関りがある可能性があります。塚田の狙いは、自身のポジションを守れること、あるいは更なる昇進を狙っていると思われます。



昇進や自身の地位を守るために何でもする
そんな思惑がある人物が塚田といえそうですね
槙野恭介
・昇進を同期と競っており、同期の御上のことを快く思っていない
・後輩や同僚を思いやる部分もあるようで、部下を使い捨てる上司を快く思っていない
槙野は官僚として同期と昇進を争ってうまく官僚社会を渡り歩いている印象があります。同期である御上に対しては快く思っていない描写が多く、嫌いというよりは面白くないといった感じで関わっているように感じます。そんな槙野ですが、後輩や同僚を思いやる部分も見られます。上司である塚田が部下を使い捨てるのをあまり良いと思っていないようです。



槙野の立場が最終的にどうなるのか分かりませんが、槙野の行動に目が離せないのは確かですね
津吹隼人
・槙野や御上のことを尊敬して慕っている
・文部科学省での仕事に対して疑念を抱いている
津吹は先輩である御上や槙野のことを慕っており、必死に仕事に食らいついていました。
しかし、無理がたたったことで職場で倒れて、入院し手術が必要となるまでになってしまいました。
津吹は御上が見舞いに来た際には、文部科学省で働くことにたいして「働く意味なんてあるのか」と疑念を感じていました。



津吹は官僚をやめる可能性もあると考えられます
彼が幸せな未来を選べるようになるといいなと思います
問題に関わる組織外の人物


隣徳学院や文部科学省以外の組織外の人物についても、大きく問題に関わってきます。キーとなる人物たちが何を考えているのか、推察もありますが簡単にまとめました。
中岡壮馬
・永田町の官僚との関係を良好なままにしたい
・文科省との繋がりには旨みがあるため逃したくない?
中岡は、文部科学省と永田町の官僚と関りが深い人物たちとのパイプ役のような役割を担っています。その内情は全て明らかになったわけではありません。ですが、「闇の仲人」と呼ばれるだけあってか官僚の昇進人事についてはパイプが多くありそうです。思惑としては掴みづらいですが、永田町の官僚との関係を良好なままにしたいという観点はありそうです。



何を考えているのか掴めませんが、隣徳関連のパイプを失うことのダメージは大きい人物の一人といえます
冴島悠子
・教師として現場に戻りたい気持ちがある
・不倫問題は生徒を守るための行動
冴島悠子は隣徳学院の教師でしたが、生徒の神崎に不倫問題をスクープされたことによって教員をやめることになりました。やめる選択肢をしたのは後ろめたい思いがあったのかという思惑はありましたが、物語が進むにつれて元担当の生徒が抱えていた何かの秘密を守るためにやめた可能性がある方向に変わってきました。
教師として現場に戻りたい気持ちもあるのか、教師を辞めた後でも教材に多く触れている描写が多くありました。教材のタイトルも「戻ること」にフューチャーしたものが多くなっており、教員に戻りたい気持ちがあるという現れではないかと感じました。



真相を隠しているのが冴島でした
今後語る内容によって物語が大きく変わりそうですね!!
真山弓弦
・自身の行ったことを悔いている
・世界に自分がいることを誰かに知って欲しかった
真山弓弦は話そうとしなかった自分の境遇を話すなど、その心境を明らかにしてきました。
犯行の動機は世界に自分がいることを分かって欲しかったという、孤独感と承認の欲求が関わっているように感じました。犯行を実行した事実は変えることができませんが、彼女がその心境を誰かに話すことによって彼女の中で何かが救われると良いなとは思いました。



境遇や育った環境を思えば彼女も被害者なのかもしれませんね
孤独感は現代社会人も抱える問題といえば問題といえそうです
戸倉樹(謎の青年)
・冴島のことを救いたいと思っている
・辞めるきっかけになった隣徳学院の不正に対して何らかの感情がありそう
謎の青年、戸倉樹については詳細な情報が特にありませんが、少ない登場シーンから想像するに、上記のことを思惑として持っているのではないかと考えれます。戸倉は元冴島が担任した生徒であり、謎な理由で隣徳学院を退学しています。退学理由とその真相はまだ明かされていない謎となっていますが、「隣徳学院の不正問題」に何らかのかかわりもあるだろうことが推察されます。



謎な人物であるだけに、キーを握る人物であることが分かります
彼が語ることでどう物語が動くのが楽しみです
まとめ
・隣徳学院サイドは「不正問題」を中心として動いている
・文部科学省については「昇進」を目的とした行動が多い
・組織外の人物は各人個人で考えがあり、それぞれの問題に大きく関わっている
「御上先生」の登場人物たち、主に問題と大きく関わりのある大人キャストを中心にそれぞれの思惑を考えて簡単にまとめてみました。各々で狙っていることが異なっており、それが絡み合うことによって複雑な問題に発展しているように感じました。
物語もとうとうクライマックスですべての謎が解き明かされる日は近くなっています。誰が何を考えているのか、何を狙っているのか、最後に笑うのは誰なのか知ってドラマを見ると2倍楽しめますよね!
すべての謎が本当に解き明かされるのか……、次の話が待ち遠しいですね!
<関連記事はこちらから>