2024年12月、環境化学専門誌『Chemosphere』に掲載された研究結果から、驚くべき内容が発表されました。
それは、紅茶などのティーバッグから大量のマイクロプラスチック、ナノプラスチックが検出されたという報告でした。

えっ!ティーバッグもマイクロプラスチックが含まれてるの?
健康の影響はあるのかな?



ティーバッグが使えなくなるのかな?
どうしたらいいのかな
生活に身近なものから、こんな問題があるのは心配ですよね。そこで、本記事では問題の概要をまとめて、人体への影響やティーバッグ使用への対策を簡単にまとめました!



すぐに利用が不可になるわけではないみたい!
上手な利用の仕方を学ぼう!!
問題の概要


数値だけ見るとかなりの量となっています。マイクロプラスチックは水道水にも含まれているとされていますが、その量はティーバッグよりは少なく、ティーバッグはマイクロプラスチックの含有量が水道水等の他の食品と比べても数千倍高いレベルとなっていたようです。がん細胞を利用した実験であったため、正常な細胞に対しての反応などは特に記載がありませんでした。



プラスチックに囲まれて生活している以上、関係性はずっと付きまとうことになりそうですね
身体への影響


マイクロプラスチックやナノプラスチックを長期的に摂取した場合の影響はまだ解明されていません。
マウスを使った動物実験や、ミジンコなどの微生物を利用した実験では、以下のような影響があるとされています。
動物実験によると、腸への影響や脳への蓄積が問題となっているようです。
マイクロプラスチックやナノプラスチックは生物濃縮などによって密度が濃縮されることによって健康に被害がもたらされるとされています。95℃の温度でも溶解することはないため、人体にとって分解もしにくく排出も難しくなっています。よって、予防的な対策が重要となっています。



長期間の影響はまだ解明されていないのはちょっと怖いですね
これからの解明が期待されます
主な対策
マイクロプラスチックやナノプラスチックをティーバックから排出されないようにするには以下のような対策をするとよいとされています。
・ステンレス製の電気ケトルや鉄などのやかんを使ってお湯を沸かす
・ティーバッグから茶葉を取り出し、非プラスチック製の茶こしを使う
・天然繊維(紙や綿)から作られた生分解可能なティーバッグを使用する
・プラスチック不使用のティーバッグを使っている商品を利用する
・茶葉で紅茶やお茶を楽しむようにする
紅茶やお茶の茶葉については、マイクロプラスチックやナノプラスチックの検出は認められておらず、それを包むティーバッグ自体に問題があるとされています。
ティーバッグの素材に着目し、何が使われているか確認することが重要なポイントとなっています。
日本では「PP(ポリプロピレン)」「PS(ポリエチレンテレフタレート)」「PE(ナイロン)」と素材に記載があれば、マイクロプラスチックが含まれる可能性が増加するので注意が必要です。



ティーバッグを販売している会社のホームページにも対策がかかれていることが多いです!伊藤園やリプトン等は、自然由来のものを使用しているようですね
まとめ
・ポリプロピレン製のティーバッグから大量のマイクロプラスチックが検出された
・長期的な身体に対する影響はまだ明らかにはなっていない
・すぐに利用できなくなるわけではない
・ティーバッグの素材に注目して適切に扱うことが重要
ティーバッグは簡単にお茶や紅茶を楽しむことができて大変便利です。
大量のマイクロプラスチックが検出されたことで怖いなと思いましたが、現代ではプラスチックとは切っても切り離せない世の中になっています。
上手にプラスチックと向き合って自身の健康に対してより良い使い方が出来るようにしていきたいですね!



茶こしやプラ製以外のティーバッグは100均でも購入可能なようです!
上手く使って快適に生活をしていきましょう!!
私は下の茶こし付きボトルを使用していますがいい感じですよ
<関連記事はこちらから>