旅行や出張といった外出先や自宅に帰ってきて寝て起きた際に、手足・首まわりに赤い虫刺されのようなブツブツができていて、かゆくて仕方がない。そんな経験がある方もいるかもしれません。
原因は様々ですが、それは「トコジラミ」(南京虫)の仕業かも?
インバウンドによって海外の客移動によって「トコジラミ」の侵入が増加します。

旅行や出張から持ち帰るのに
不快なものは不要ですよね
本記事では、宿泊先であるホテルなどから「トコジラミ」(南京虫)を持ち帰らないようにどうすればいいのか、注意したい点をまとめました。
※「トコジラミ」の画像があるため虫が苦手な場合はご注意ください。
トコジラミを持ち帰らないようにするために


トコジラミ(南京虫)の特徴
明るい場所が苦手で、昼間はベッド・壁・床などの暗所の隙間に隠れており、暗くなってから夜に活動をします。薬剤に耐性があるものが多いとされており、単純な殺虫剤ではなかなか死滅しません。また、トコジラミの繁殖力は凄まじく1日あたり3~6個産卵し、爆発的に増えることも特徴となっています。



一度侵入を許せば、被害は止められそうにありません
侵入を許さないのが重要です
ホテルから家に持ち帰らないようにするため、被害にあわないようにするためには「外出先」「帰宅後」でチェックするポイントがあります。
外出先のチェックポイント


・ベッド、床、壁などの隙間を確認する
・黒っぽいシミがないか確認する
・部屋を暗くして、明るくした際に動く虫がいないか確認する
・トコジラミの痕跡がある場合、部屋を変更してもらえないか聞く
・旅行バッグを床に置かず、バゲージラックまたは浴室に置く
・着替えた服はビニール袋に入れる
主に宿泊先でのチェックポイントは上記のとおりです。
まずは、トコジラミがいるかどうかが重要となります。どんな一流ホテルであってもトコジラミが潜在している可能性はゼロではありません。黒っぽい跡や抜け殻がないかを確認することが大切です。
また、旅行バックは極力床に置かないことが重要となります。荷物置き(バゲージラック)もしくは、ツルツルとした浴室に置くのが一番よい対策となっています。脱いだ後の洋服もトコジラミを持ち帰ってしまう要因になるため、トコジラミが付きにくいようにビニール等に入れて保管するのが良いでしょう。



室内に怪しい兆候があれば部屋を変えてもらえるのか、ホテルや宿泊先に相談するもの良いですね
帰宅後のチェックポイント
・旅行バッグ内を念入りにチェックする
・着ていた服を含め、衣類は直ぐに洗濯機へ入れて洗濯する
帰宅した際は、自分の持って帰ってきたものにトコジラミやその卵が付着していないかを確認するのが最重要となります。トコジラミの成虫や幼虫だけでなく、卵が付着していないか確認することも重要となっています。
不安な場合、旅行バックであればビニール袋に入れて太陽光での殺菌、殺虫処理を行うほうが良いでしょう。
洋服は卵が付いている場合もあるため、羽化して増殖する可能性を無くすためにも、直接洗濯機へ入れて清潔にするのが一番良い方法となっています。



持ち込まないのが超重要!
万が一を考えてチェックを怠らないようにしたいですね
まとめ
・トコジラミは侵入を許さないことが一番大切
・外出時は暗い隙間にトコジラミがいないかを確認する
・帰宅後はスーツケースやカバンを念入りに確認する
トコジラミは繁殖力が多く、一度侵入を許すと駆除も専用の薬剤が必要となり厄介な存在です。
外出先では、チェックを行い自身のものに付着させないことが重要となります。
帰宅後は、家にトコジラミを入れないことが最重要となります。
一つのチェックだけでもチェックしないよりも効果は上がります。
旅行者が増えてトコジラミが多く日本に入ってくるこの時期、快適な生活を送るためにも外出先から持ち込まないように細心の注意を払うようにしたいですね!