【簡単解説】祝日法で休みが増える!?なぜ休みが増えるのか簡単に解説!

【簡単解説】祝日法で休みが増える!?なぜ休みが増えるのか簡単に解説!

政府が2026年の暦要項を発表しました。
その中で2026年9月について祝日法によって「4連休」となることが分かりました!

もこ丑

祝日が2026年は増えるとのこと
では、なぜ祝日法によって祝日が増えるのでしょうか?

本記事では、祝日法によって祝日がなぜ増えるのかを祝日法の内容を簡単に解説して内容を紐解いていきます

目次

祝日法とは?

祝日法「国民の祝日に関する法律」の略称のことを指します。
第一条で「意義」、第二条で「内容」、第三条で「休日」について「国民の祝日に関する法律」で記載をしています。
条文の内容は「祝日」に変更があればその都度見直されます。

もこ丑

カレンダー上の休日は「祝日」と「祭日」に分けられます。
違いはどこになるんでしょうか?

祝日・祭日の定義

祝日
国民がこぞって祝い、感謝し、又は記念する日のことで国家的・公的な記念日がこれにあたる
一人ひとりの国民が、祝日の意義を考え、平常の勤務を離れて、それにふさわしい一日を過ごすことができるようにするための日
「国民の祝日に関する法律」で具体的な祝日が定められる

代表的には「建国記念の日」や「独立記念日」といった、国の重要な歴史的出来事・国の形成で重要な役割を果たした人物をたたえるための日が祝日となります。

祭日
宗教的な儀式や祭りが行われる日
神々を讃えたり、宗教的な考えを再認識するための日
国民の祝日を俗に「祭日」と呼ぶこともあるが、本来の意味としては該当しない
法定で定められおらず、一部が名称を変えて国民の祝日になっている

代表的には「新嘗祭(勤労感謝の日)」や「春季皇霊祭・春季神殿祭(春分の日)」「秋季皇霊祭・秋季神殿祭(秋分の日)」といった日が祭日に該当します。日本の皇室祭祀と各宗教に関する祭日がこれにあたります。

もこ丑

同じ意味だと思っていましたが、定義は異なっているんですね!

祝日と祭日の違い

比較項目祝日祭日
法律での規定あり
「国民の祝日に関する法律」祝日法
なし
定義国家的・公的な記念日宗教的な儀式・祭りが行われる日
日付確定している日が多い特に定められていない
休日になっていない日がほとんど
具体的な休日名建国記念日春季皇霊祭・春季神殿祭
(春分の日)
憲法記念日新嘗祭(勤労感謝の日)
文化の日秋季皇霊祭・秋季神殿祭
(秋分の日)

細かい内容として「祝日」と「祭日」は違いがあります。
カレンダー上は休日となっています。
日本は世界の中でも祝日が多く、年間祝日数は「16日」となっており世界では3番目に祝日が多いとされています。

もこ丑

意外と日本は休みが多いんですね

祝日法の規定内容によって祝日が増える

日本の法令
国民の祝日に関する法律 Wikipedia より

では、祝日法はどういった内容なのか、「法令内容」「祝日一覧」に焦点を置いて簡単にまとめました。

祝日法の法令内容

・第1条 「国民の祝日」の定義を記載
・第2条 祝日の定義と意味が記載
・第3条 振替休日や特例の規定について記載

注目すべき点は「第3条」となります。
第3条には、「日曜日と祝日が被った場合、翌日を振替休日とする」ことや「前後が祝日の場合、間の平日を休日とする」ことが記載されています。

「日曜日に祝日が被った場合」は、翌日の月曜日が振替休日となりますよね。これは祝日法によって定めらていることによって定められたことでした。
「前後が祝日の場合、間の平日を休日とする」については、あまりそういった事例がなかったため、世間的にはメジャーではありませんが、これも祝日法によって定められたこととなります。

祝日の一覧

名称日付説明・補足
元旦1月1日年のはじめを祝う
成人の日1月 第2月曜日大人になったことを自j隠し、みずから生き抜こうとする青年を祝い励ます
建国記念の日2月11日建国をしのび、国を際する心を養う
天皇誕生日2月23日天皇の誕生日を祝う
春分の日太陽が春分点をとおる日自然を讃え、生物を慈しむ
春季皇霊祭から改称された
昭和の日4月29日激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧みる。昭和天皇の誕生日
憲法記念日5月3日日本国憲法の施行を記念して、国の成長を期する
みどりの日5月4日自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む
こどもの日5月5日こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する
海の日7月 第3月曜日海の恩恵に感謝するともに、海洋国日本の繫栄を願う
山の日8月11日山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する
敬老の日9月 第3日曜日多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し長寿を祝う
秋分の日太陽が秋分点をとおる日祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ。旧法の秋季皇霊祭から改称
スポーツの日10月 第2月曜日スポーツを楽しみ、他社を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う
文化の日11月3日自由と平和を愛し、文化をすすめる
勤労感謝の日11月23日勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう

各祝日には意味も定められており、法令の第二条で祝日の一覧と意味が規定されています。
もともと祭日であったものも「祝日」として定めらている日もあります。

もこ丑

祝日の意味なんて考えたこともなかったので
こどもの日に母への感謝があるのは驚きでした!

まとめ

祝日法は「国民の祝日に関する法律」の略称
祝日と祭日は意味合いが異なるがカレンダー上は同じ休日
祝日法の中には前後が祝日である平日を休日となる規定がある

カレンダー上の休みのことによってここまで考えたことはありませんでした。
今回「祝日法」について調査してみて、私自身もとても勉強になりました。

平日の休みが増えることはいいことではありますが、祝日だからと言って確実に休みになるとは限りません。
ですが、休みは休みですので「休日」を存分に満喫して一日ごとを楽しみましょう!

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